中川十のANZELたちの羽音(はおと)

 
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  なかがわ Diary

なかがわ Diary

 

diary10

 
今年も当たり前の様に師走(しわす)が訪れました。
 
毎年、つくづく思わされる事があります。
 
このI年間を振り返るほど、様々な場面で様々な【人】に助けて頂きました。
 
人と人とは、助け合ってこそ、その価値が高まると教えて頂いた事がありますが本当にそう思わされます。
 
今年一年。
沢山の出会いがあり、
沢山のお力添えを頂き、
沢山のドラマが生まれて来れました。
 
僕にとって、それらの宝物達は、大切で尊いものになれました。
 
来年も良い年になりますように‥
 
今年もありがとう。


 

by 中川十
 





diary9

 
 
起業拡大につきスタッフを緊急募集させて頂くことになりました!
 
佐野市エリアは新天地となりますのでオープニングメンバーとしてお迎えいたします。
 
医療の世界で公的にエンゼルケアの専門職として発表している パイオニアである当社(プラスエンゼルセンター)の仲間になりませんか?
 
医療の世界で最高峰の一つと認可される当社オリジナルである【高度処置師】になれます!かなりレアな職業です。
 
栃木市・佐野市 ★パート・アルバイト ★社員
 
※ 医療・介護経験者及び未経験者大歓迎!
大事な事は、その方の熱意と思いから始まります。
 


 

by 中川十
 





diary8

 
《中秋の名月》というが・・・
 
《中秋の名月》というが、今年2023年は9月29日でした。
秋も深まり空気が冷たくなる頃には秋晴れが続き、空も高く見える。夜に現れる月も澄んだ綺麗な姿から、 この頃に上がる【満月】を《中秋の名月》と呼ばれる様になったらしい。
 
さて、もう一つ【満月】絡みの話を聞いた事がある。
満月の夜は、オオカミ男に変身してしまう😱・・ではなく💦  地球上の生物たちは本能から発情し子孫を残す傾向と・・
【死】と直近する環境で生きている僕は、それを違った角度から【満月の日】をフォーカスする事がある。 あくまでも個人的なデータに過ぎないのだが、とても興味深いのである。
 
(かん)の良い方は薄々気付かれていると思いますが、不思議と【満月】の日には死亡者が増える傾向にあるのです。 それは夜だけでなく、日中からその現象は起こり始めます。 しかもそこには、大往生だったと言われる方々が多いのです。
 
その姿は、とても穏やかで雄大で荘厳で・・ 自然体をリアルに見させられた現象が実際にあります。 とても神秘的な一瞬に立ち会わせて頂けるのですよ!

 

by 中川十
 





diary7

 
大好きな叔父に哀悼の意を表します。
 
(こよみ)ではあの灼熱の夏が通り過ぎた。
 8月上旬に叔父が逝去した。その叔父は僕との年齢差は約20歳あまり。
どちらかというと叔父と言うより歳の離れた兄貴的存在で沢山の事を教えて頂きました。 そのお蔭様で今日 (こんにち)の僕があります。
 
叔父は人一倍、気をつかう人。自分の死に際を悟った時も家族に迷惑かけたくないと 亡くなる数日前に徐々に弱りくる自分自身にムチを打ちながら葬儀社選びから 埋葬場所まで自分が死んだ時の段取りをしたと叔母はいう。
段取りした内容から思案すると、全ては家族を守る為に【お金】を 使わせたくないという思いから生じた内容だった。 そして、全ての段取りを終えた翌朝、叔父は旅立った。

 今日は寂しい日だった。10代女性が自死。救急に運ばれた。
自宅で母親が発見し救急車を呼ぶも間に合わなかった。母子家庭で三人の子供を母一人で生計を養っていた様子。 その娘さんは (うつ)病を患っていたという。
 
母親は、朝から晩まで晩からよく昼まで掛け持ちで働いていたという。全ては、家族を守る為。
 
娘さんは、自死する前の晩に母親にこう言ったという。
〈お母さん。私が生きているだけでもお金が掛かってごめんね。〉
 
母親の心情はいかばかり。そして翌昼帰宅。第一発見者となった。 娘さんなりの母親への愛情なのだろうか・・
常識で思案すれば、自死は絶対まちがった選択だ。
でも娘さんからしたら、それは娘さんにとって母親への正義であり、命がけの愛情であり、家族を守る為の行いだったのかもしれない。
 
叔父もその娘さんも必死で家族守ろうとした。
 今、あの世から泣き叫んでいる家族の様子を見て                あなたは何を思っていますか?
 あなたの行動はあなたの思ったイメージ通りに進みましたか?
 死んでも家族をリアルに守ってあげられていますか?
 
生きているからこそ修正(家族を守ってあげられる。笑顔を絶やさない家庭が作れる)出来るのではありませんか?後悔していませんか?
 
1日も早く新しい身体を頂いて、この世に産まれ出てきてくださいね。
 
また会いましょう!

 

by 中川十
 





diary6

 
ラジオ『FMくらら85.7』
 
< ANZEL (えんぜる)たちの羽音 (はおと) エピソードA 全6回 >
 
毎月第4水曜日13時00分〜13時50分
 
また、あのラジオ番組が走り出した!
僕にとっては普段の仕事とは違う不思議な体験をする空間だ!
栃木ケーブルテレビが主催するコミュニティラジオ!
全6回、今年12月の最終回の放送までにあのスタジオの中で
 
何が起こるのだろう?
 
何を起こしましょう?
 
あの世の不思議? この世で体験した事実!?
僕自身が体験し得たことをどこまで皆さまに伝えられるだろうか?
折角、新しい角度から展開されていくエピソードAなのだから、
更に覚醒した中川をご披露出来ればいいですね!ワクワク♪

このダイアリーが公開されるときは、
第一回目の放送終了後になるので番組はどうなったのだろうね? 
YouTubeにも番組をアップ されるので聴き逃しもOK!
 もうワクワクです(^^♪


 

by 中川十
 





diary5

 
ラジオ『FMくらら85.7』出演決定!
 
< ANZEL (えんぜる)たちの羽音 (はおと) エピソードA >
 
毎月第4水曜日13時00分〜13時50分
 
今月7月26日(水)13時より
遂にまた、あのラジオ番組ANZELたちの羽音】が始動する。
毎月1回。第4水曜13時〜(12月最終回まで全6回)放送だ!
心情としては、番組を通じて上手く僕の思いを伝えられるのだろうか?ちょっぴりそんな不安も否めないが、人前に立たせて頂く緊張よりもそれ以上に僕の胸は期待と興奮で躍動している。

昨年末に約9カ月間に渡り放送された番組名ANZELたちの羽音の第一段が終了した。その後、思いの他、沢山の声に触れた。ラジオを終わらせちゃったの?いつも楽しみに聴いていた。ああいう実話は中々聴けないからね。中川さんの声聴いているとまた頑張ろうと思えて元気になる。またやって欲しい。癒される・・等々。
逆に心温まるお声をホント沢山頂いてビックリ(@_@)!しました。

【人に喜ばれるという事は、逆に自身が喜ぶ結果につながるということ!】この世界の面白い仕組みを知り学ばされました。

さて、第2段の放送をリスナーの皆様へ何をお話させて頂こうか? 望むのは、これを聴いて頂いた方が少しでも心の中が青く澄んだ空のようなスッキリした気持ちに成って頂けたら・・ また少しでも明日への生きる希望や光を見出せて頂けたなら最高と願うばかり。

僕の仕事は、人の【死】に直面します。
だからこそ今まで見えていなかったこと、知らなかったこと、 常識と思っていたことが、まさかの非常識に変わらされてしまう事は日常茶飯事にそこにはあります。その真実は、いかに自分が浅はかだったのかと学ばされます。 番組の骨格としてはそこですよね!

その体験した真実を少しでも多くお伝えしたいと思っています。 この世とあの世の存在と法則。人間の不思議やメカニズム。この地球上で目に見えないものが確実に存在し我々と関係深い事実等々。僕が体験し見せられ考えさせられ気づけて感動した事もいいね!

兎に角、中川やっちゃいますね!(^^)! 乞うご期待 ♪
放送中のメッセージ!お待ちしてまーす!

 

by 中川十
 





diary4

 
羽ばたけ明日の看護師たち!

毎年、ゴールデンウィークが過ぎた頃、
僕は、獨協医科大学看護学部さんよりオファーを頂く。
 
それは、生徒さんたちが看護師に成る為の正規授業参加の件である。
【白衣の天使の卵たち】を担当するクラスの規模は100名をゆうに超える大人気学部の授業だ!
【終末期看護援助論のエンゼルケア部門】で特別講師として教壇に立たせて頂いている。
 
つい先日、今年もその授業が無事に終えられたのだ。
安堵の思いと生徒さんたちの未来への応援の気持ちでいっぱいだ!
この子たちは、来年4月、看護師になり就職をするだろう。
 
現場に出たら沢山の患者さん達が待ち受けている。
喜怒哀楽の人間模様が現実の闘いとして起こり得るだろう。
やがて看取りの場に立たされた時、想像以上に計り知れない不安と悲しみに襲われその責任の重圧が襲い掛かってくるかもしれない。
 
でも大丈夫!そういう時こそ逃げないで正面から立ち向かっていけば光は見えてくるはず。
今まで教わったことを思い出して!
そして、今日の授業の内容を思い出してくれさえすれば
何とかなるよ!
 
エンゼルケアとは、
生徒さん!あなた自身の本質をつなげる行為そのものなのだから。
 
苦労した経験を積み重ねて初めて一人前の看護師に成っていくのですね。そして魅力ある大人に成っていかれるのだなと感じます。
 
生徒さんたちにその事を違った角度から教えてあげて・・!
と僕に授業を託して頂いた大学の先生方のご期待を背負いながら
今年も無事終わりをつげた。

 

by 中川十
 





diary3

 
「冬のなごり」をほんの少しだけ朝晩に感じながら喘息を持つ僕は、昼夜の寒暖差、花粉症、黄砂・・と闘っている。

世間では、新緑の芽生えと共に「いのち」あるものは 一斉 ( いっせい ) に生命力を吹き出して我や我やと動き出す季節の到来である。

数週間前は、あちこちで卒業して行った方々を見送ったばかりなのに、今は未来を築く為にあちこちで新たなるスタートが始まっている。

期待と不安、安らぎを探しながら未来に挑むその顔つき達は様々にお見受けできる。それはとても清々しく、こちらまでもがそのパワーをもらえてしまうものだ。

 今、僕の目の前には、若い女性が緊急用ベッドの上に横たわっている。警察の方々が任務遂行後、医療機関へ引き継がれたタイミングだ。

女性の首元にはロープの ( あと ) がクッキリ残っている。

なぜ? なぜ?? 何故!! 
この女性に何があったのか分からないが、一見普通の女性だ。

なぜ? 何故? 死を選ばなければならなかったのか・・

非常に (むな) しく、どうにかならなかったのか?死んでからでは遅すぎるよ!
きっと一人で悩み続けていたのだろうな。辛かったのだろうな。でも君のこの選択肢は間違っている。

それは死んでから一番自分自身が分かっている様ですね。
変わりたかったのですよね。
でも想像と違いましたよね!後悔していますよね!遅いよ!

今、君の表情をみればその顔が一番 物語 (ものがた) っていますよ。

同じ事をした人達はいつも皆同じなのだ。
あの世に行ってから更に苦しんでいる様。

もし、次の世に生まれ代わって来られたなら自分のシタ愚かさを背負いながら最後までちゃんと生きて欲しい。

でもそれが分かっていたなら、何があっても今、生きてさえいれたなら、
「死に行く運命」から「生き抜ける運命」に代わっていたのだろうに・・ 
だから人生は素晴らしい!!

どうする事も出来ない自分の虚しく (はや) る気持ちを抑えながら本人の「魂」に話かけていた。その険しい表情を優しい表情にしてあげた。

髪を洗い清潔にして最後に品格高いメイクも施してあげた。

綺麗な女性だった。

でも、只それだけのこと。もう遅いよ!遅すぎるよ!

今日は、 (むな) しい・・。


 

by 中川十
 






diary2

 
3月は、【卒業シーズン】である。
 
各土地処で学生達が嬉しかったこと。辛かったこと。
仲間達と共に過ごした青春の日々に一つの歴史が刻まれる。
実は、大人の世界にも卒業がある。
 
それは、【定年退職】という卒業式だ。
 
僕の職場でもある医療施設においても同様である。
社会人になり、一生懸命仕事を覚え、仕事が上手く出来た時もあれば、出来なくて悔しくて涙を流した時も・・。
 
泣いたり笑ったり‥。
 
またその間、人によっては、結婚し新しい家族をつくり子供も授かった。全身全霊で無償の愛を子育てに注いだであろう。
家庭と仕事の両立。一生懸命に人生を駆け抜けてきた日々であったであろう。
 
常に真剣勝負。そんな僕の仕事場の戦友でもある看護師達。
 
今年もまた、その時期が訪れてしまいましたね。
お世話になった皆様と共に励んだ仕事の日々は忘れない。
 
本当にありがとう。おつかれさまでした。
 

by 中川十
 





 

diary1

 
きっと届いているよ!   
 
今日は2月14日聖バレンタインデー!
 
救急で58歳、男性が大動脈破裂後の心肺停止で運ばれて来て死亡確認。
遺族控室には、妻と20代の娘さんが居る。
 
処置前にご挨拶をさせて頂いた。
その中で娘さんがおもむろにバッグの中からリボンでラッピングされた手のひらサイズの箱を出して来た。
 
娘さん)
あの〜、父に・・このバレンタインのチョコを父が欲しがっていたのですが、こんな事になるなんて‥(言葉が詰まる)
 
変な事を聴いて良いですか?
こういう物を棺の中へ持たせてあげる事は、不謹慎でしょうか?
と質問された。
 
僕は、全然イイ事だと思いますよ!とお答えした。
更に、ご提案をさせて頂いた。
 
それならお父さんの為に用意したチョコレートを差し支えなければ、実際食べて貰っては如何ですか?
 
家族)えっ!?
死後の処置を始める前にそのチョコレートのカケラを口に含んであげては如何ですか?
お手伝いさせて頂きますよ!と話した
 
奇想天外だったのか娘さんは勿論、奥さんまでそんな事出来るのですか?
と少し頬の口角を上げながら強めの 反応をして来た。
 
実は、僕もこういうご提案は、人に寄っては不謹慎心と思われてしまうので勇気がいる。 少しホッとした。
 
大丈夫! 僕がバックアップさせて頂ます。安心して食べさせてあげて!
とお答えした。
 
では本番。
 
隣の部屋に居るご本人の側へ行く。
医療機材を全て取り外されたそのままのお父さんが寝ている。
その姿は、まだ体も温かく、ご容体に不安はない。
 
この体温を最大限に上手く活かせればイイな。とイメージしながら先にお顔やお口の中を綺麗にしてあげた。
 
その際、口腔内出血や不安材料はないか?お口の中を家族に覗かせて大丈夫か?チェックをした。
大丈夫だ!いける! しかもこの体温がチョコを溶かす要因になればと思った。
 
僕の頭の中には、チョコを含んで頂くにあたり、ご容体に何が起こっても
対処出来るという裏付けが頭の中で整った。
 
今ならより家族が知っているパパのリアル感を感じてもらえるタイミング!
お二人を本人の横に来て頂き僕は、
口を開け直した。そして・・・舌の上に乗せて食べさせてあげて!と伝えた。
 
故人の口には、小さなチョコのカケラ2つを含んだ。
体温でゆっくり溶けていくチョコ。
その様子も見せてあげた。成功!
 
飲物も少し含ませてあげたら‥と再提案した。自販機からホットコーヒーのブラックを嬉しそうに買ってきた。二人は、それを更に少し含んであげた。
 
最後に温かいホットタオルでパパの顔をお二人で拭きながら、
パパ‥と家族はつのる思いを話かけている。僕はそっと離れた
三人だけの時間を作ってあげた。
 
お父さんを囲むその家族の姿は、誰にも近づく事の出来ない大切な時となっていた。
本人達だけの世界であり、この思い出がこれからのお二人の人生の宝物に
なればと祈るばかり。。
 

by 中川十

 
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