中川十のANZELたちの羽音(はおと)

 
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  遺体処置室の日常 連載
 

 

   故人(ひと)は、ANZELに手を引かれて、星になる

人は最期の時を迎えると、天使(エンゼル)に案内されて天国にゆくと言われています。
 
そのため、死後処置のことを、エンゼルケアと呼ぶと聞いたことがあります。
 
しかし、そのエンゼルケアも、これという基準もなく、化粧品などを使って
見た目だけきれいにすることで、よしとする時代もありました。
 
高度死後処置は、これらの処置に一定の基準を作り、さらに人体を極力守るため医学的視点を取り入れ、細胞レベルから悪化を遅らせる技術です。
 
故人の生前の生活や健康状態までも考慮し、ご遺族との最後のお別れの瞬間まで、自然な面影を残し、
故人の尊厳を保とうとするものです。
 
しかし故人のために行なってきたこの処置方法が、実はご遺族のグリーフケアにつながっていることに、私は気づきました。
 
大切な人を失って悲嘆にくれるご遺族が、生前の面影のままお別れできる驚きで、悲しい涙がうれし涙に変わるのです。
 
人は死ぬと星になると言われてきました。星は「遠く」にあるものです。
 
しかしほとんどのご遺族は、死を受け入れることができずに、故人を「近く」に引き止めたまま、悲しみ続けることが多いのです。
 
故人もきっと同じ思いでしょう。
 
天使がもし、故人を星空に導くのであれば、私も微力ながらそのお手伝いをしたい。
 
故人が星になって、お互いが次のステージに向かう勇気を持てるようになってもらいたい。
 
そんな思いで、このホームページを立ち上げました。
 
タイトルにあるANZEL は、GをあえてZにしました。このZは最期の時を意味します。
 
私は、 Z はアルファベットの最後の文字ではないと思います。
 
次の字は A なのです。
 
Aは希望、勇気、新しい人生です。
 
多くの人が、 Z から A というステージに向かうことを、、、。
 
                                中川 十




 
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